今年も開催されているAWS Re:Invent 2018。
様々なリリースが告知され続けていますが、皆さん響いてくるリリースがありますでしょうか。
Infrabbitでは気になっているリリースは
・ALBのhttp(s)でのLambdaサポート
・DynamoDBがトランザクションをサポート
・S3のGlacier利用の簡略化、SFTPサポート、新しいIntelligent-Tiering、そしてオブジェクトロック。
・Lambdaのカスタムランタイム、Rubyサポート
・LightsailのEC2アップグレードパス
・EC2のハイバネーションサポート
・Amazon FSx for Windows File Server
・Amazon Timestream
・Aurora Global Database
・AWS Cloud Map
・Amazon CloudWatch Logs Insights
盛りだくさんです。Docker回りとIoT回りが去年、一昨年である程度大規模に手を入れていたので、今年は軽めじゃないかとか思ってたのが間違いでした。
NitroSystemのオンプレミス販売も開始するようですし、GCPとAzureのハードウェア販売ともやりあうようですね。
さて、EFSでやったーとか喜んでいましたが、やっぱりSMBじゃだめだ、ということなのかFSxサービスが開始です。ActiveDirectoryと結合したりしようとするとやはりSMBベースでは弱い、ということでしょうかね。
そして待望の(?)時系列データベースです!グラフデータベースに続き、時系列データベースもフルマネージドで利用できるようになりそうです。InfluxDBなどを自前で立てなくてもよくなるといいなぁ。AWSが手掛ける、ということはツール類がサポートする可能性が高くなる。ということでもあり、Infrabbitでも採用しているGrafanaなどがPluginとしてサポートしてくれるならばメトリクスをすべてぶち込めるかもしれない。Zabbixは…無理だろうな、あのデータ形式はRDBMSによりすぎてる気がします。Prometheusに移行していくべきかもしれないですね。
RDBMSから時系列ソートでメトリクスを取り出す、なんてことをしなくてよくなるなら、時系列がs重視されるデータでは結構大きな意味を持ちます。主に反応速度の面で。
まあまだプレビューなので、リリースはまだ先でしょうけれど…。
また、Aurora for MySQLがGlobalに展開できるようになりました。リージョンまたぎのデータベースですね。予想範疇ではありますが、地味にうれしい。DRを気にされる方にはお勧めではないでしょうか。
そして、CloudMap!これだよ!
これはRoute53のAutoNamingをさらに推し進めたもので、AWSのリソースを片っ端からサービスディスカバリしてヘルスチェックしてしまおうという、監視・運用においては涙が出るほどうれしいネタかもしれません。
アプリ側もCloudMapのエンドポイントで接続してればそれでいい、ということになるのでしょうし。スケーリング設計が死ぬほどめんどくさそうな気もしたりはするのですが。
CloudWatch Logs Insightsは、CloudWatch Logsの分析サービスですね。Logsのあの非人間的な世界が可視化できるのであればそれはそれで使い勝手があるかもしれません。
あと、AWS Amplify Console…えげつないな、これ。Amplifyアプリならここで完結してますね。Cognito+APIGateway+Amplifyでサーバレス、は今後のライトウェイトWebサイトやPWA主流の一つかもしれないですね、AWSを使うならば。