ソフトピアジャパン訪問

岐阜県の大垣市に、30年前に日本のシリコンバレーを目指す、として発足した施設があります。

ソフトピアジャパンとして広い敷地にインキュベーション施設、独自ビルの建設、レンタルオフィス棟などがある施設でして、発足当時から一度は行ってみたい、と思っておりました。

今回、ご縁がありランチクラブ、という昼食食べながら内外の企業間でのマッチングをしていきましょう、という会合にご参加させていただく機会をいただき、ぜひとも、ということで訪問してまいりました。

賃料が非常にお安くなっているとのことで、結構な数の企業様方が入居されているようで、いろいろと見学をさせていただきましたが非常に楽しく拝見させてもらいました。

しかし、やはり入居企業間でのマッチングだとか、相互交流、といった相乗効果の面においては苦慮されているようで、ランチクラブもその改善の一環として行われているご様子。この辺りはインキュベーション施設やコワーキングの中でも課題となりやすいですね。
まあ私自身も知らない人とさくっと話す、というのはとても苦手な部類の人間で、スタートアップとしての特にIT系企業の人間は結構な数の「そういうタイプ」が存在しやすいのかもしれないです。

さて、そんな中ランチクラブではご一緒に仕事させていただいているユニオンコード様が発表を担当され、取り組みなどをご説明されていましたが、結構ご好評をいただいていたと傍目にも思いました。

仲良くさせていただいている方が注目を浴びているとなんとなくこちらもとてもうれしくなってしまいますね。

こちらはこちらで、いくつかの企業様と少し深めのお話ができましたが、さすがに自分の領域だとあまり触ることはないだろう、と思っていたAWSのRoboMakerやIoT RoboRunnerが刺さりそうな気配があったり、Market Place回りが刺さりそうな気配があったりで、こちらとしても勉強になる反面、ちょっと下調べも必要だ、ということでSummit終了直後でもありますがAWSさんに連絡とらないと、というところに追い込まれてて背筋が伸びてしまっています。

そして帰ってきて調べたら2022/11にGAしたIoT RoboRunnerがしれっと2023にはサービス終了してて絶望。ロボット倉庫やってるところはすでに十分なバックエンドがある、ということなんでしょうか。Amazon倉庫とか時代遅れだったと? 採算性で廃止ってあまりしてないと思っているんですが、そこまで維持に負荷かかるサービスだったのでしょうか? Amazon 倉庫で使ってんだからそんなことないと思うんですが…。Amazon本社側からの知財関係によるストップ?

※すでに本体と力関係逆転してそうなんですけど。

事情はよく分かりません(これが一番困る、説明のしようがない)が相変わらずIoTサービス周りはどうもAWSさんはサービスの廃止が多い印象で、お勧めしにくいんですよね。ほかのAWSサービスでサービスが完全廃止になるケースってあまりないんですが、なぜかIoTまわりはやたら廃止・統廃合が良く起きている気がします。

まあ日本リージョン来てなかったのでご紹介はしにくいといえばしにくいんですが。なんとなくこの調子だとAmazon Oneも怖いなあと思ってしまうんですが…。実機絡んで安定しているのはSnowとOutpostsあたりですかね? Workspaces ThinClient(見た目はAmazon FireTVのキューブ)サービスも個人的には期待しているんですが、実機が絡むとサービスの継続性に不安があるんですよね。まあWorkspacesはなくならないと思うのでいいんですが。Fire TV StickタイプのThinClient出たらかなり便利だと思うんですけどねぇ…。

脱線しましたね。話を戻して。ロボット開発なんて門外漢も門外漢なので、いろいろ調べないと。

世間では東京一極なんて騒がれて久しいといえば久しいのですが、この国はほんと面白いといえば面白いところなのですが、どの町に行ってもだいたい「日本一のシェア」とか「世界シェアのトップ」とか「このジャンルで最古の企業で創業が元禄」とか、とにかく一言で自分を表せる企業さんがだいたい少なくとも一つ二つは存在しているんですよね。

大垣、というかソフトピアさんも例にもれず、国内トップでしたり、あるいは面白いアプリケーションをお持ちだったり、という方々がいらっしゃって、これらをクラウドというスピードの塊とくっつけたらどんな反応が起きるのか、というところで思わずわくわくしてしまいました。

営業の世界は正直苦手な世界だったので、イメージ的に「自分の得意領域が刺さりそうなとこにドアノックする」くらいしか考えられない私にとって、こういう「とにかくいろいろ集めてみて化学反応起こしに行く」というアプローチはなかなかに新鮮で面白いもので、しかも結構これ化学反応起こす余地が大きいな、というのが実感できたのは大きな収穫でもありました。

結構自分の中で「ここは関係ないところだから」とフィルタリングしてしまっている要素が多かったんだな、と感じることができたことがとても大きく、学びの機会として非常に大きなものをいただいたと思っています。

もらったものは何かしら返さねば、と思いますので、なんかいろいろ頑張ってみよー!
やっぱり自分でうごかないとだめですね。

千種にできるStation AIも、オープンしたら一度お伺いしてみたいですね。